分析哲学と文化をつなぐ雑誌『フィルカル』Vol. 3, No. 1を3月末に刊行いたします。 今号はおよそ400ページの大ボリュームでのお届けです。 「デヴィッド・ルイス入門」はいよいよ可能世界論の「応用編」に突入します。 前号で準備された可能世界概念をもとに、ルイスは反事実条件文をいかに分析するのか。 現代形而上学研究の新鋭がその内容と魅力をお届けします。 新コーナー「研究への招待」では、分析哲学の重要な研究や、研究の最前線を紹介します。 今回は、メタ倫理学の分野から、道徳や行為の正しさを「理由」という概念からとらえる議論をクリアに分析・紹介しています。 新コーナー「イベント」では、2017年10月29日の(台風の!)夜に開催したイベント「フィルカル× n a g u n e「哲学の夜」」での議論の様子をお送りします。 「わいせつと「普通人」」をテーマに繰り広げられる生き生きとした(ある