2万円程度の費用で、住まいの床下点検ができるメカをつくることはできないか――。そんな思いつきから、実際に自分でつくってみることにした。高価なプロ仕様には勝てないが、色々と試行錯誤をして奮闘してみた。 そもそものきっかけは、昨今活発になってきた既存住宅の活用動向だ。木造住宅の場合、築年数にかかわらず、しっかりと維持管理が行われてきた住宅には優良のものが多いと聞く。だが、リフォーム会社などの話では、維持管理に対する意識が低い住まい手も多く、10年、20年、ほったらかしというケースも少なくない。その結果、すぐに対処しておけばよかったものの、劣化が進んでしまった残念な建物もあるという。維持管理をおろそかにしてしまったばかりに、住まい手の知らないうちに建物の価値が下がってしまっているのだ。 日経ホームビルダーでは、様々な劣化に関するコラムや記事を掲載している。左から、特集「壁内に潜む劣化のあるある」
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