ひとつの抑制力として、という大義名分のもと、世界各地で核実験が行われていたのは周知の事実。これらの写真は、その核実験時における爆発の様子をおさめたものだそうで、環境問題に取り組んでいる昨今、これらの核実験による副作用が、後の地球にどのような影響を及ぼすかも考慮しなければならないひとつのファクターなんだ。
戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年) 作者: A.J.P.テイラー,古藤晃出版社/メーカー: 新評論発売日: 1982/08メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログを見る「戦争はなぜ起こるか」はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 この本は読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。 前回の普仏戦争の記事では、ビスマルクを取り上げました。ビスマルクは戦争を政治の手段として見事に制御しました。ところが今回の第一次世界大戦では、戦争の論理が政治を動かし、ヨーロッパ全域を空前の大戦争に追いやりました
「戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史」はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 前回はこの本から「フランス革命戦争」と「クリミア戦争」の項を取り上げました。この本は読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。もし例外があるとすれば、今回とりあげるビスマルクくらいのものでしょう。 「普仏戦争」の頁では、二国の対称的な態度が興味をひきます。プロシアが冷静かつ打算的に戦争を望み、開戦に持ち込みました。他方のフランスは、戦争を回避する機会がありながら、プライドのためにそれを逃し、無計画に開戦しました。 この普仏両国の差から、学べ
本題に入る前にひとつの記事を紹介しておこう。作家の山本弘が、南京事件を巡る中国への謝罪にかんして語っている記事である。 「中国に謝罪すべきだろうか?」と題して、山本はいう。 この問題についての僕の見解は単純。「謝罪する必要はない」である。 だって僕は何も悪いことしてないもん! 僕は戦後生まれである。父は戦争に行っていたが、南方戦線だったし、1937年にはまだ徴兵されていなかったはず。つまり僕が謝罪しなければならない理由は何もない。 僕は大阪に住んでいるが、たとえば何十年も前に大阪の警官が兵庫県に出かけていって大勢の人を殺した事件があったとしら、すべての大阪府民は兵庫県民に謝罪しなければならないのだろうか。現代の大阪府知事は現代の兵庫県知事に謝罪しなければならないのか。そんなことはあるまい。 もちろん、その犯罪を示唆したとか、犯罪の発生を予期していながら放置していたというなら責任はあるだろう
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