燕尾服(テイルコート)は、夜の最上格の礼装で、一般の人が着る機会はまずないと言っていいでしょう。 燕尾服のときのネクタイは「白の蝶ネクタイ」と決まっているかことから別名「ホワイト・タイ」と呼ばれます。 燕尾服は、夜間の会合で主催者からの正式な招待状に「ホワイトタイ着用」と指定された時にだけ着用します。(多くの場合は、よほど格式が高くても「ブラックタイ指定」で、この場合はタキシードを着なくてはいけません。燕尾服は、主催者から指定されない限り着用してはいけません) 現在、日本で「ホワイトタイ着用指定」の会合と言えば、天皇が外国元首を招く宮中晩餐会か、外国の大使館・領事館が主催する晩餐会ぐらいしか思い当たりません。 つまりそのような会合に招待客として招かれる立場(政治家や外交官など)でない限りは着用することはないでしょう。 ちなみに、総理大臣や閣僚が任命された際に着ている服は燕尾服ではなく、昼間