最近、取沙汰されている新型コロナウイルス感染症。 その感染症にかかり重症化すると肺炎になりますが、その重症化になりやすいのは酸化ストレスもかかわっていると言われています。 酸化ストレスとは、その原因と対策について解説します。 酸化ストレスとは 大気中に約20%の割合で存在する酸素がある。 生物はこの酸素を利用して生命活動をしています。 酸素は、外部からの刺激で反応性の高い活性酸素に変化します。 産生するのは細胞のミトコンドリアでの酸化的リン酸化作用によるものです。 活性酸素は、細胞伝達物質や免疫機能として働きますが、過剰に産生されると細胞を傷害したり死滅したりして老化を促進します。 酸化ストレスとは、活性酸素が産生される際に生体システムが活性酸素を無毒化したり活性酸素により障害された細胞を修復する生体作用よりもたくさんの活性酸素が産生されるような状態のことを言います。 細胞間のシグナル伝達