30日をもって退位する天皇陛下は午前中、皇居の「宮中三殿」で退位の礼を行うことを皇室の祖先や神々に伝える儀式に臨まれました。 天皇陛下は平安時代から儀式での天皇の装束とされる「黄櫨染御袍(こうろぜんのごほう)」に身を包み、厳粛な面持ちで賢所に向かわれました。そして一礼してから賢所に入られました。 賢所の中で拝礼し、日本古来のことばで記した「御告文(おつげぶみ)」を読み上げて「退位の礼」を行うことを伝えられたということです。 天皇陛下は7分後に賢所から出て、再び賢所に向かって一礼したあと、ゆっくりとした足取りで回廊を奥へと進まれました。 このあと天皇陛下は皇室の祖先をまつる皇霊殿(こうれいでん)、さらに国内の神々をまつる神殿でも儀式に臨み、同じように拝礼して「御告文」を読み上げられたということです。 また皇太子さまも装束を着て出席し、天皇陛下が拝礼を終えられたあと同じように拝礼されたというこ