東京都渋谷区の首都高速3号線の工事現場で火災が発生した問題で、首都高速道路会社は11日、原因の調査結果や再発防止策を発表した。 同社は、橋げたの塗装塗り替え作業の際、照明として使っていた白熱電球に引火性の高いシンナーが付着したことが出火原因と指摘。施工業者が施工計画書にシンナーの使用を記載せず、表面が高温となる白熱電球を用いたことなどが問題だったとした。今後は、可燃物を使用する際、作業手順を詳細に記載した計画書を提出させ、手順を順守するよう業者を指導するほか、発火原因となるおそれがある機材の使用を控えさせる。 この火災は3月20日に発生し、付近の上下線が通行止めに。下り線は3日後の23日まで通行できない状態となった。