日本で、「LGBの人口に占める割合」に関連する調査が行なわれたものは、私の知る限り4種類あります。(もっと、国なり、研究者なりが、全国規模の統計調査を行なう際に、性的指向に関する質問群も設けた調査を行ない、LGBの現状を把握する試みを行なってしかるべきだと思うのですが、現状、希少です。) 以下に、その4種類を参考資料として挙げておきます。 ■塩野徳史,市川誠一,金子典代,コーナ・ジェーン,新ヶ江章友,伊藤俊広(2009):日本成人男性におけるMSM(Men who have sex with men)人口の推定(会議録) 日本エイズ学会誌,11(4), 427 【目的】 男性同性間のHIV感染に対する予防介入と効果評価に資するデータとするため,日本人成人男性に占める同性間性的接触経験(MSM)割合を明らかにし,MSM人口を推定する。 【方法】 対象者は住民基本台帳に基づき関東,東海,近畿,