4月になりました。新しい年度を迎えるに当たって(執筆している今日が4月1日ということもあり)架空大学の新入生歓迎祝辞のつもりで(あるいは架空企業の入社式でもいいんですが)このところ思っていることをお話ししたいと思います。 今日は「ある国にとって、ある国民にとって、本当の誇りとは何か」というテーマを一緒に考えてみましょう。仮にいま、仮想聴衆を18~20歳、つまり1994~96年頃に生まれた人々という設定で、以下お話ししてみます。 私は祝辞を垂れるような長の字のつく立場とはたぶん一生縁がありませんが、若い諸君にエールを送りたい気持ちはエラい人たちと同様(?)持っているつもりです。 私たちはどういう時代を生きているか? 21世紀も第2ディケード、つまり2010年代半ばにさしかかり、私たちがいったいどういう時代を生きているかを考えてみましょう。 皆さんの多くが生まれた1990年代半ば、世界は「冷戦