アマゾンが持つ「1-Click注文」の特許は、同社に長年多額の収入をもたらしてきた。しかし、その特許が2017年に期限切れをむかえ、多くの通販サイトが同様の機能を取り入れると見られている。 アマゾンがこの特許を申請したのは1997年で、1999年には特許が認められた。「1-Click注文」はあらかじめ支払い情報と住所を登録することで、ボタンをクリックするだけでショッピングカートの画面を経ずに注文できる機能だ。注文完了までのステップ数が少ないため、時間を節約し“煩わしさのない(frictionless)”買い物を実現した。 この機能はアマゾンに24億ドル(約2,810億円)をもたらしているとの試算もある。注文時間を短縮するだけでもメリットがあるが、競合にないサービスを提供することが大きなアドバンテージとなっている。 実はアップルはアマゾンに非公開の特許使用料を払い、ワンクリック注文を実現して
![アマゾンの「ワンクリック特許」が期限切れに 競合には朗報? | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a0891239a9a3c47659e2784365b343592c7cc4a6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimages.forbesjapan.com%2Fmedia%2Farticle%2F14817%2Fimages%2Fmain_image_40764829c7d2817e1fec5b1bc28e3c42.jpg)