2015-10-15 花のある生活。 家元のいけばな展のお手伝いに行って、黄色い百合を頂いて帰ってきた。 黄色い百合の花言葉は「陽気」「偽り」らしい。 花言葉なんて、本や参考によって全く違うけど「偽りの陽気」だという雰囲気にはなんとなく納得した。 どことなく寂しげで、儚げで、それでいて明るく振舞っているような、そんな佇まいがある。 立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。と言うけれど、大きな百合の花が風に揺れる姿はたしかに美人だ。 人間は、古来から花とともに生活してきた。 生活に寄り添っているし、弔いには花を捧げるし、結婚式やお祝い事にも花を贈る 喜びにも悲しみにも、花はわれらの不断の友である。花とともに飲み、共に食らい、共に歌い、共に踊り、共に戯れる。花を飾って結婚の式をあげ、花をもって命名の式を行なう。花がなくては死んでも行けぬ。百合の花をもって礼拝し、蓮の花をもって冥想に入り、ばら