本連載は、三井住友DSアセットマネジメント株式会社が提供する「宅森昭吉のエコノミックレポート」の『経済指標解説』を転載したものです。 大企業・製造業・業況判断DIは前回から17ポイント改善するものの、▲10と依然2ケタマイナス 大企業・非製造業・業況判断DIは▲5で前回から7ポイント改善も、3期連続マイナス 雇用や、設備判断で過剰感拡大せず、設備投資計画下方修正は新型コロナによる先行き不安からか ●12月調査日銀短観では、大企業・製造業・業況判断DIが▲10と前回9月調査の▲27から17ポイント改善した。依然2ケタマイナスになったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で経済活動が大幅に停滞し、景況感が急速に悪化した6月調査からは2四半期連続改善した。 ●新型コロナウイルスの感染拡大の第3波という厳しい環境下にあるが、足元の輸出持ち直し、生産増加基調継続という経済活動回復の効果が出ているとみ