グローバルティーチャー賞のトップ50に選ばれると、アラブ首長国連邦のドバイで開催される最終ステージに参加することができます。さらに、トップ10にノミネートされた先生は現地で模擬授業を行うので、僕は諸外国のトップティーチャーがどのような授業を行っているのかを実際に垣間見ることができました。 2019年度の優勝者はケニアの数学・物理の先生でした。その先生の教室では、生徒がみんなスマホを持って授業を受けているというので驚きましたね。「リバースイノベーション」という言葉もありますが、近年では途上国や新興国のほうが、最先端の製品やサービスが一気に普及するということが本当にあるのだなと感じました。 日本は教育先進国で歴史も長いし、現在のアナログをベースとした日本の教育手法は、「PISA」(OECDが実施する国際的な学習到達度に関する調査)でもつねに上位にランクインし続けてきましたが、ICTの教育活用と
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