<北朝鮮の核・ミサイル問題が差し迫るなか、来日して外相会談を行ったティラーソン米国務長官だったが、同行した記者はなぜか1人だけ> 知らなかった人もいるかもしれないが、レックス・ティラーソン米国務長官が3月15日に来日した。トランプ政権の外交を担う要人の初来日であり、北朝鮮の核・ミサイル問題が差し迫るなか、日中韓を歴訪する意義は大きい。16日に岸田文雄外相と会談したティラーソンは、17日に次の目的地ソウルへ向かう。 だが日本では、ティラーソン来日がさほど大きく報じられなかった。おそらく理由の一端は、安倍政権を直撃している「森友学園」問題にあるだろう。新聞でもテレビでも連日トップニュースの扱いだ。 一方、アメリカ側でも別の理由で、ティラーソンのアジア歴訪にあまり注目が集まっていない。その理由とは、報じる記者が"いない"ことだ。 実は今回の外遊に、記者は1人しか同行していない。スレートによれば通