反政府デモが続くタイの首都バンコクで、デモの参加者が国王の車列に背を向けたまま、抵抗を意味する3本指を立てるポーズをとり、これまでタブー視されてきた王制に対する批判が一段と強まっています。 タイではことし7月以降、プラユット首相の辞任や王制の改革を求める大規模なデモが相次いでいて14日も、バンコク中心部の広場に若者が集まり、抗議活動が行われました。 抗議活動が続くなか、デモ隊の近くをワチラロンコン国王の車列が通りかかると、若者たちは主催者の呼びかけのもと車列に背を向け、3本の指を立てるポーズをとりました。 このポーズは強権的な政治に対する抵抗のシンボルとして使用され、先月デモ隊が王室関係者の車列に示したことがありましたが、国王の車列に対しては異例で、これまでタブー視されてきた王制に対する批判が一段と強まっています。 デモに参加した26歳の女性は「人々が不満を抱いていることを知ってほしい。デ