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ブックマーク / www.tkfd.or.jp (3)

  • 中東TODAY: NO1308アメリカのパレスチナ政府への武器援助は何が目的か

    アメリカのオバマ大統領による、カイロ大学での演説は、エジプト政府は別にして、アラブのインテリの間では、極めて不興であったことは、既に報告したとおりだ。今日になって、BBCのインターネット記事にも、そのことが紹介されていた。 それは当然であろう。彼一流のタレント性を生かし、軽妙にアメリカの新中東政策なるものを語ったのだが、それはみな条件付であったことを、見逃すのは日人ぐらいなものであろう。 彼が言った種々の新中東外交とは、みな条件が付いていて、その条件が満たされず、アメリカの意向とは違う方向へ行った場合、それはアラブ諸国中東諸国の責任だ、というものであったと私は受け止めたし、アラブの人たちもそう受け止めているようだ。 一例だけを挙げよう。オバマ大統領はイスラエルとパレスチナという、二国家が誕生することが、和平の条件だと言い、あたかもパレスチナ国家が出来ることを、アメリカが強力に進める

  • 中東TODAY: NO・1315沈黙を破り始めたアヤトラオズマたち

    イランのシーア派には、イスラム学者のランクがある。一番下が学生だろうが、そのすぐ上にはモッラと呼ばれる、一般のイスラム学者がおり,その上にホッジャトルイスラーム、アーヤトッラー、アーヤトッラー・オズマ(大ア−ヤトッラー)といった序列だ。 現在、イランのイスラム教最高権威者になっているのはハメネイ師だが、彼は2階級特進で、故ホメイニ氏がアーヤトッラーの地位に着け、彼の後継者としたいきさつがある。 当時、来であればシャリーアト・マダリ師が、最高権威者の地位に継ぐべきであったといわれていた。ホメイニ師は彼が死ぬ前に、最も従順な弟子を2階級も特進させ、無理に最高権威者の地位につけていたのだ。 つまり、ホメイニ師ですら、自分の死後も大事にされることを望んで、異例を行ったのであろう。 以来、シャリーアト・マダリ師は自宅軟禁という立場にあり、あまり政治に口を挟む機会も、与えられることもなかった

  • 中東TODAY: NO・1314イランの混乱とムサヴィの本心

    イランの大統領選挙の結果に不満な、ムサヴィ候補の支援者たちが、大規模な抗議デモを首都テヘランで始めてから、少し様子を見ていた。当初は、それが簡単に収まる可能性と、そうでない可能性を秘めていたからだ。 しかし、今日に至って、どうも簡単かつ短期間では、収まりそうにない。それどころか、抗議デモは全国規模に拡大している。このため、イラン政府は大統領選挙の票の一部の、数え直しをすると発表している。 これは明らかな権力側の、大衆に対する妥協ではないか。来ならば、そのようなことはありえないはずなのだが、、。つまり、ことがここに至って、イランの最高権威者であるハメネイ師に、動揺が見られるということではないか。 どこかのマスコミが書いていたが、言われてみればあまりにも、選挙結果が出るのが、早過ぎたような気もする。しかも、アハマド・ネジャド候補が全体の、60パーセント以上を取ったということは、信じがた

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