鳩山環境演説 国内合意なき25%削減の表明(9月24日付・読売社説) 温室効果ガスの排出量を、2020年までに1990年比で25%削減する――。鳩山首相が、日本の温暖化対策の中期目標を、国連の気候変動首脳級会合で言明した。 国内的な合意ができていない中、内閣発足直後にこれほど重要な国際公約を一方的に宣言する必要があったのか、疑問である。 最も懸念されるのは、この数値が独り歩きすることだ。 鳩山首相は演説で、「すべての主要国の参加による意欲的な目標の合意が、我が国の国際社会への約束の前提となる」と述べた。 「25%削減」は、主要排出国が厳しい削減目標を設定するのが条件というわけだ。 「90年比25%減」は、05年比に直すと30%減となり、米国の14%減、欧州連合(EU)の13%減と比べ、突出している。いかに国際的な公平性を担保するのか。 12月が交渉期限の「ポスト京都議定書」は、鳩山首相も言
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