2008年9月28日のブックマーク (1件)

  • 1985年の「共同幻想」 - 恐妻家の献立表blog

    昨日、内輪の勉強会で発言した要旨。 1985年は、実話系怪談マニアにとって記念すべき年だった。宮田登『妖怪の民俗学』、小松和彦『異人論』、赤坂憲雄『異人論序説』と、民俗学・文化人類学の分野から、怪異を語るためのツールとなりそうな業績が立て続けに刊行された。他に関連するものとして、今村仁司『排除の構造』、上野千鶴子『構造主義の冒険』、大森荘蔵『知識と学問の構造』も1985年に出版されている。これらによって、それまで心霊主義か、せいぜい心理主義的にしか語られてこなかった怪異を社会現象としても語る道具立てが出てきた。 ところでこの頃「共同幻想」という言葉は、オカルトファンにとっては面白くない響きのある言葉だった。怪異の体験的リアリティを語っても左派系の科学主義者から「そんなの、しょせん共同幻想でしょ」と片づけられることが多かったからである(今なら疑似科学か)。もちろん、そこでの「共同幻想」という

    1985年の「共同幻想」 - 恐妻家の献立表blog
    cosmo
    cosmo 2008/09/28