新米の季節が訪れ、今年も全国各地で、稲作農家が手間と技を尽くした米ができました。稲作を取り入れたゲームが原作のアニメ「天穂てんすいのサクナヒメ」とコラボして、新米ができるまでの道のりと、作り手の工夫や苦労をたどります。 アニメ「天穂のサクナヒメ」の主人公、豊穣神「サクナヒメ」は、仲間たちと稲作の数々の工程を学び、実践していきます。現実の農家も、天候や病害虫などと闘いながらも工夫して栽培しています。それぞれの歩みをたどると、新米が出来上がるまでには、作り手の地道な作業が欠かせないことが見えてきます。 田起こし サクナヒメたち サクナヒメの米作りは、くわを振って、硬くなった土を耕す「田起こし」から始まりました。かつて米を作っていた母が残した田と「農書」を頼りに、仲間と作業を進めます。農作業の経験がないサクナヒメでしたが、食料となる米を得るために一念発起。力仕事に苦戦しながらもやり遂げ、田は米作