表現の自由で、現実と虚構の区別はつくと言ってるけど、個人的には全くつかないと言わざるを得ない。 というより、現実と虚構の境界線があいまいだからだ。 現実と虚構は区別がつくという理由に「物語における殺人シーンを見て殺人をする人はいない」という話が出る。 しかし、人を殺したいって、ハードルが高い。物理的ハードルが高い。ヒヨコを殺すのとはわけがちがう。 人間をうっかり殺すなんてことはかなり難しい。 人を殺したいと思いながら生きている人間自体が異常だし、教育において人を殺してはいけないというのは前提条件だ。 そもそも、人を殺すには動機が必要だ。よほど憎んでいるか、殺人という行為に興味を持つか。 現実と虚構の区別が難しい、と思う理由は、創作物語における人間の反応だ。 たとえば、悪役女優を演じる方は、日本において悪役女優ばかり演じる傾向がある。 役がハマる、というのもあるだろうが、本来、いろんな役がで
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