北朝鮮の米グアム島周辺への弾道ミサイル発射計画に備え、総務省消防庁は18日、ミサイルが上空を通る可能性がある中国・四国地方の9県で全国瞬時警報システム(Jアラート)による情報伝達訓練を行った。 島根、岡山両県で、県が登録者に配信した防災メールが文字化けして読めない不具合が生じ、約1時間後に正しい内容を再送した。また、鳥取県米子市では防災行政無線が流れないトラブルが発生し、徳島県那賀町では個人宅に設置された端末に音声が伝わらない不具合があった。消防庁の担当者は「現在、トラブルの内容を確認中」と話した。 Jアラートはミサイルが日本の領土や領海に落ちる可能性がある場合に、携帯電話の緊急速報メールや防災行政無線などで住民に知らせるもの。訓練はこの日午前11時から実施された。