東京大学に入学した1998年、学外活動の一環で発展途上国のひとつであるバングラデシュを訪れ、日本では出会うことのない、しかし世界に確実に存在する本当の貧困と出会い、衝撃を受ける。帰国して2年後の2000年、同じ東大農学部に在籍していた鈴木健吾(現在は研究開発担当取締役)と出会い、鈴木の研究テーマだった「ユーグレナ(和名:ミドリムシ)」のことを知り、世界の「食料問題」と「環境問題」を同時に解決できるそのポテンシャルに魅せられるも、培養技術が確立していないという壁の前に、一旦は事業化を断念。