「夜のヒットスタジオ」は昭和43年から平成2年まで、実に22年間にわたって放送された歌番組である。大好きで番組後期は毎週欠かさず観ていた。フジテレビがまだ新宿の河田町にあったころの輝かしい金字塔である、といっても過言ではないだろう。 夜ヒットにはかならずオープニングを飾るメドレーがあった。司会者から最初に紹介された歌手が「他歌手の持ち歌」のワンフレーズを歌い、次に「さっき歌われた歌の持ち主」にマイクを手渡しその歌手が「他歌手の持ち歌」を歌う。 バトンリレーの様に他人の歌をワンフレーズづつメドレー形式で歌っていき、最後はトリの歌手が「トリ前の歌手が歌った自分の歌」のサビを歌う。と、かんたんに説明するとこんなかんじである。言葉で説明するより、動画でみたほうがわかりやすいか。 むかしはいまよりもポップスやロックと演歌の区分けがはっきりしてなくて、さまざまな歌番組で違和感なく組み合わされていた。夜
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