株式会社ミツエーリンクスの渡邉卓です。昨年の「2016年のWeb標準」と同様に、2017年もWebコンテンツのフロントエンド設計および実装に関連した各種標準や、周辺領域の動きに関する短期的な予測を寄稿させていただきます。 2017年のWeb標準については「HTML 5.1およびHTML 5.2 - HTML Living Standardとの乖離」「IE9のサポート終了」「CSS Flexible Boxの利用増加 - ただし旧仕様とバグに注意」「ECMAScript 2017」「各Webブラウザ、Adobe Flashのブロック開始」をキーワードとして取り上げます。 HTML 5.1およびHTML 5.2 - HTML Living Standardとの乖離 2016年11月1日、HTML 5.1がW3C勧告になりました。しかし、各ブラウザベンダーは(Microsoftを除いて)