2013年6月、安倍内閣はITを成長戦略の核とする新IT戦略を発表した。しかし実は、日本はこの分野では途上国の後塵を拝しかねないのが実情。逆に強い存在感を発揮しているのはユダヤ系の企業群だ。彼らから何を学ぶべきだろうか。 息をするように常識を疑え フェイスブックのマーク・ザッカーバーグ、グーグルのラリー・ペイジとセルゲイ・ブリン、マイクロソフトのスティーブ・バルマー。彼らの共通点は何か。それは、強力なサービスやビジネスモデルで世界を席巻した経営者であると同時に、ユダヤ系であるということだ。成功したユダヤ系経営者は、IT業界にとどまらない。スターバックスのハワード・シュルツ、GAPのドナルド・フィッシャー、ゴールドマン・サックスのマーカス・ゴールドマンもユダヤ人家庭に生まれている。 (右)フェイスブック創業者 マーク・ザッカーバーグ「毎日、今一番大切なことをしているだろうかと自問する」 写真