自宅の跡がわかる間に、亡くなった方の魂を迎え、離ればなれになったご近所同士と一緒に火を囲もうと、2012年に初めて女川常夜灯「迎え火」を開催しました。 人間にとって大切な「火」を燃やし、元気で良かったね、体大丈夫?と久々に話ができました。あちこちに灯があり、若い子からお年寄りまでが一緒にいる。これがほんとの町だと、あの夜思いました。 震災でこの町は大切なものをたくさん失いました。しかし、あの「小さな灯」が照らす光には、これからの希望も感じます。 「毎年形が変わっても必ずやろう、そしてあの震災を忘れない日にしよう」という女川の行事に広がればと願っています。 (前実行委員長・鈴木敬幸さんのことば) 6年目となる今年も開催します。小さな灯の元で、大切な人と過ごす静かな時間。 ぜひお越しください。 女川町観光協会会長の鈴木敬幸氏が、2017年6月3日に永眠なさったとのお知らせを受けました。 心より