市場調査会社Canalysによると、中国のスマートフォン市場においてこの春、大逆転劇が起こっていた。長らく販売台数トップを誇っていた韓国のサムスン電子が2位に後退。代わりに、中国地場の小米科技(シャオミ)がトップに躍り出た。 シャオミの出荷台数は1500万台、それに対して2位のサムスン電子は1320万台。1300万台の3位には、レノボが肉薄している。 北京に本社を置くシャオミは、非常に洗練されたデザインのモバイル端末を発表し続けている。中国市場におけるボリュームゾーンである低価格端末とは一線を画し、高級感があふれている。しかし価格はリーズナブル。そんなシャオミの端末がヒットしないわけがないのだ。 大学生のときにジョブズに心酔 短期間で中国市場のシェア構図を塗り替えたのは、雷軍。シャオミの共同創業者だ。彼の服装やプレゼンテーションの様子はアップルのスティーブ・ジョブズ氏を彷彿とさせる。 それ