気まぐれに、米田の補題(Yoneda lemma)について書きたくなって、「はじめての圏論」の第8歩を書いたわけです。が、コメント欄に自分で書いたごとく: 「はじめての圏論」のここで米田の補題を突っこむのは、解説の流れとしてはムチャクチャですな。 教科書や講義の構成だったらマズイのでしょうが、まー、思い付きと気まぐれの産物だから、こんなこともあるのよね。で、第8歩から何回かに渡って、米田の補題を目指して書くだろうと思います。 米田の補題の具体例が欲しかったので、順序集合、プレ順序集合から話をはじめたわけですが、なんか唐突な印象があるでしょうね。そこでここでは、当面の目標としている米田の補題について、それが何であってどんな意義を持つかをしゃべってみます。まったく系統的なハナシじゃないし、そもそも僕の知識が断片的なのですが、少しでも米田の補題に親しみが持てれば、と思いまして。 内容: ランドマ