「人生で、自分が間違っていてほしいとここまで強く思ったことは、これまで一度もない。」 政治や社会問題に鋭く斬り込むことで知られるドキュメンタリー映画監督マイケル・ムーアは、今年7月、早々と、自分のウェブサイトに、ドナルド・トランプの当選を予測するエッセイを投稿している(http://michaelmoore.com/trumpwillwin/)。筆者も当時それを読み、なかなか説得力があるなと思いながらも、ムーアがエッセイの中で指摘するとおり、「でも、アメリカの大多数があの狂った男に投票するなんていうことは、やはりないだろう」と思っていた。 選挙が近づくにつれ、ヒラリー・クリントンを支持するセレブが次々に派手なイベントを行い、CMに出演して(http://bylines.news.yahoo.co.jp/saruwatariyuki/20161104-00064069/)、ハリウッドはクリン