新宿大ガード付近の歩道壁面が黒く塗りつぶされているとの報告が、21日までに寄せられている。映画「天気の子」にも登場し、長く愛されていた壁画の変わり果てた姿にショックを受ける人も多く、「不快感」や「治安に対する失望」の声があがっている。いったい何があったのか? 新宿大ガード西でおなじみの製作当時の壁画(画像提供:なべじるさん) 「天気の子」にも登場した新宿大ガード下の壁画に落書き 壁画は新宿駅の北側、新宿大ガード西交差点を過ぎて新大久保駅に向かう線路沿いの壁に描かれていた。ぐねぐねと曲がる虹の下に、ウサギやネコやキリンが花畑で遊んでいる、色とりどりでかわいらしいデザインだ。それが今は見る影もない。 壁画を描いたのは当時大学生だったなべじる(@Girunabe)さん。2011年9月、新宿警察署や新宿区などの依頼で落書き防止活動の一環として大学経由で依頼があった。制作期間はデザインから色塗りまで