合成用の背景というとブルーバックなどを考えがちだが、スチルの場合は、背景の色が顔や服に色が映りこまない白やグレーが良い。この撮影では太陽光をイメージして右斜め上から、1200Wsのストロボをディフューザー無しで1灯でライティング。 「別撮りした人物を合成する」というレタッチは、最もベーシックな作業のひとつだ。広告写真に人物を使用する場合、スケジュールの調整が難しいタレントを複数使いたい場合、それぞれ別撮りし、後処理で商品と合成することもよくある。 またロケ撮影の場合も、当日の天候悪化で思いどおりの撮影が出来なくなるリスクを考えると、時間的にも予算的にも「タレントだけをスタジオで別撮りして、合成する」というワークフローが広告制作において確立され、レタッチが活躍する場となる。 撮影現場に立ち会いできる場合は、ライティングやパース感などに少しでも疑問を感じたらフォトグラフア−やADにその場で確認