山口県阿武町(あぶちょう)が、新型コロナ対策の臨時給付金4630万円を誤って振り込んだ問題で、5月18日、電子計算機使用詐欺の疑いで田口翔容疑者(24)が逮捕されました。田口容疑者の弁護士によると、田口容疑者は「お金を使ったことは、大変申し訳なく思っています。少しずつでも返していきたいと思います」と話しているということです。今回のお金の流れの調査などについて、スペシャリストが解説します。 Q「少しずつでも返す」と言っても、男性が自己破産した場合はもう金は返ってこないのでは? (清原博弁護士) 「結果的には自己破産になると思います。ただ自己破産すると、全ての負債が“免責”されて無くなるように思う人が多いのですが、今回のようにカジノ(ギャンブル)で財産を使い果たしたような場合は、負債は免責されず4630万円を返す義務は一生残り続けます。また借金の時効が10年という話もありますが、町が10年ごと