近年、運動会で「障害物競争」という名称を使用しない学校があるといいます。なんでも「障害者」を連想するからだそうで、「サバイバルレース」とか「山あり谷あり競争」などといった呼び方に変更しているそうです。 日本語を知らない外国の人が言っているのならまだしも、人にものを教える「教師」が集まっている職場でこのような判断が下されていることに疑問を感じてしまいます。 「碍」「がい」を使う例が増えている さて、それとはまったく別の問題として、「障害者」という言葉を「障碍者」や「障がい者」と書くべきだという意見があります。読み方はどれも「しょうがいしゃ」です。 理由は、「害」という字を用いることで障害者が周囲の人に害を及ぼしているという印象を植え付けるから、または「害」という字そのもののイメージが悪いから、といったところです。 前者の理由は「障害物競争」と同じであまり納得できませんが、後者の方はわからない
昭和22年11月16日、敗戦後のどたばたに乗じて公布された「当用漢字表」は、漢字の使用を僅か1850字に制限するという理不尽なものでした。 この漢字制限の本当の目的は将来的に漢字全廃を目指すことであり、1850字という数字には何ら合理的な根拠はありませんでした。 この不合理極まりない漢字制限が日本語に与えた弊害は甚だしいものとなりました。 例えば「耳鼻いんこう科」「口くう外科」といった、小学生が書く様な、幼稚なかな混じりの熟語表記を生み出したのと同時に、「書き換え」という、こちらは幼稚というレベルでは語れない非常に深刻な問題を日本語に発生させました。 「書き換え」とは、例えば「義捐(ぎえん)」という単語を、「捐」という字が当用漢字表にないという理由からそれと音が同じ「援」で書き換え、「義援」と表記することです。 「捐」という漢字は、「すてる」「なげうつ」という意味です。 つまり、「義捐」と
障害者の害の字は変である 「害」ではなく『碍』がいいと考える李鐘成 私たち障碍者は、日本国の条文では障害の(がい)が「害」する(がい)と記されている。 私はとても変に感じています。私たち障碍者は生活するうえで「バリア」があるのに対して、危害の「害」の扱いであったり、危険的な扱いであったりとの考えのようです。 私は日本の山口県で生まれた3世の在日朝鮮人(韓国)です。1歳半の頃高熱を上げてポリオになり、1種1級の障碍者です。私の家はとても貧しく生活してきました。 現在は自立生活センター・ドリームハート博多の代表をしています。私にとっていろんな思いがあります。日本で生まれていなければ障碍者になっていなかったかもしれないとか、いろいろ悩み苦しんできました。朝鮮人と差別され、障害者と差別的にされてきました。「くさい」「きたない」だのと、言われながら生きてもきました。 そんな中で障碍者の苦しみは十分理
03月08日更新就労移行支援事業所 ヒューマングロー小岩 就職はゴールではなく、スタート!一人ひとり個性(障がい)にあった『働く』を、これからもサポートしていきます!
2020年東京パラリンピックを見据え、法律で障害を「障碍(がい)」と表記できるよう「碍」の1字を常用漢字表に加えるよう求めた衆参両院の委員会決議に対し、文化審議会国語分科会は22日、常用漢字への追加の是非の結論を先送りし、「常用漢字表は自治体や民間組織が『碍』を使うことを妨げるものではない」とする考え方を示した。 法律や国の公用文で使う漢字は、常用漢字表に基づく。「障害者」などの表記には「害」が持つ否定的なイメージを不快に思う人がいる。障害者のスポーツ参加促進などを理由に、衆院文部科学委員会が5月、参院文教科学委員会が6月に全会一致で「碍」を常用漢字表に追加する検討を政府に求める決議をした。 決議を受け分科会は検討を始めたが、同日、常用漢字の選定には「相応の審議が必要」と説明。常用漢字表は「目安」で事情に応じて考慮する余地があるとし、「現状でも『障害』と異なる表記を用いることが可能」との考
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