東京・表参道の車道に今月30日、全国では異例となるバイク用のコインパーキングが登場する。 2006年の道交法改正で駐車違反の取り締まりが厳しくなり、乗用車の駐車場整備が進んだが、バイク用はほとんど設けられていないのが実情。このためバイクの駐車違反の件数も改正前の約5倍に増える事態となり、警視庁が試験的に設置することにした。今回の結果を踏まえ、拡大する方針だ。 同庁などによると、改正道交法では、民間監視員の導入で駐車違反の摘発が強化され、繁華街などに民間の駐車場などが相次いで整備された。その一方で、バイク用の駐車場整備は法改正後も進んでいない。50cc以上が都内に約50万台あるのに対し駐車スペースは自宅の保管場所なども含めて約1万台分しかないという。 このため、歩道や路上の違法駐車は後を絶たず、全国のバイクの駐車違反の取り締まり件数は、法改正前(05年)の約10万9500件から、07年