1.別々で生活する場合に注意すること (1)同居義務違反をしないように気をつけましょう 夫婦は同居しなければならないという義務が民法で決められています。 そのため、相手方が「別々に暮らすのは嫌」と主張しているのにそれを無視して別々に生活をしてしまうと「意図的に夫婦の同居・協力・扶助の役割を怠ること」とみなされてしまう危険性があります。 違反とみなされると、有利な状態で離婚することが不可能になったり受け取れるはずだった慰謝料が貰えなくなることもあります。 さらに、婚姻費用分担の際に不利な状況にもなりかねません。 ですので、しっかりと配偶者の理解を貰ってから別々の生活を始めましょう。 ただし、配偶者暴力(DV)がある場合などは話が異なります。 緊急的に家を出ることに正当性があれば、もちろん「悪意の遺棄」にはなりません。 (2)前もって離婚原因の証は収集しておきましょう 別居前に、離婚の原因にな