口頭諮問のことと、その他いろいろ。プレゼンの感想については後ほど公開予定。 坂上さんの「ワーキングプアを書けば獲れる芥川賞なんて」発言。芥川賞も売れないといけないわけで。選考委員も同じことを言っているけれど。いわく「病人と無職の自分語りには辟易している」と。しかしながら明治以降の文学作品はそういう人々によって書かれ読まれていた部分も少なくない。何より明治期より高等遊民は多く、戦後に生き残った作家たちには戦争を免れた病人がいた。芥川は自らをブルジョア作家としつつもプロレタリア文学に期待していると書いていた。そしてプロレタリアのふりをしたブルジョア文学や、ブルジョアのようでいてプロレタリア文学というケースもあると。言われてみれば『羅生門』などはそういうものかもしれない。豪華絢爛な語彙力を駆使しているからブルジョア文学とは限らない。主題がどこにあるか。 村上隆さんによる質問「芸術の定義とは?」。