「いじめによる自殺」を、語っているブログを目にした。1度や2度のことではない。あちらこちらで「いじめによる自殺」が語られている。ああでもない、こうでもない、とやっている。今だとばかりに皆がこぞって書いている。しかし、ブログで「いじめによる自殺」を語るというのは誤りである。間違いであり、失策である。 なぜ、「いじめによる自殺」をブログで語ることが誤りであるのか。 答えは簡潔にして明快である。 いじめと自殺はまったくの別問題だからである。 いじめと、自殺との間に明確な関連性が見受けられることは認める。いじめによる自殺件数が7年連続でゼロであるとする文部科学省の統計を信じるつもりなどはない。平成元年以降の公立小中高の児童生徒の自殺者は2415人。2415人中、「いじめによる自殺」であるとされたのはたったの17人。あまりにも少ない。教育関係者が保身のためにつくりあげたでたらめの数字である事は明らか