最近の「いじめ自殺」問題についての報道を見ていて、ふと10年ほど前にあるミニコミに書いた文章を思い出しました。 学校自殺 ソ連と日本の共産党 昔、ソ連にスターリンという人がいた。当時ソ連では共産党による一党独裁体制が施かれており、彼はその書記長(トップ)だった。横暴な人で、気に食わない者はシベリアへ流刑にしたり死刑にしたりしたそうだ。スターリン=共産党の思想は唯一絶対のものだった。ただスターリンだけが「正しい」のであり、その彼に反する者は当然「正しくない」のだから、そうした「反革命分子」に対する暴力も正当化されていた。神聖なるスターリン主義に反対する者・適応しない者は、容赦なく排除されていたのだ。 ところで、この日本にも同じ名前の政党がある(もっとも彼等は自らをスターリン主義とは相容れぬものと主張しているが)。この党は数十万もの党員を擁しているので、中には党中央と対立したり党中央の気に食わ