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2008年6月19日のブックマーク (3件)

  • 2006-01-31

    最近、少しずつ諸方で「帰属処理」と「切断操作」という概念の名前を聞くようになりました。社会学の概念ということで宮台真司の名前とともに語られたりしています。 直近のこの言葉の流布は、opemuさん@opebloの「僕達も共犯ではなかったのか」(リンク)という話題となった記事が元ではないかと思いますが、この記事以前からも宮台氏絡みで聞くことはできた言葉だと認識しております。 僕が、この話を聞いて思い出すのは、宮台真司さんが言っていた帰属処理と切断操作の話だ。何か訳のわからない事件が起こり不安になった時に、「こいつ」「こいつら」が悪いんだと是が非でも何かのせいにするのが帰属処理で、この「こいつら」は普通の生活を送っている僕達とは違うんだと、自分とは無関係な地平に押し込めて安心するのが切断操作。 … 結局は、宮台さんの言葉を借りれば、「どこの国でもメディアが帰属処理と切断操作を提供するのは変わらな

    2006-01-31
    crowserpent
    crowserpent 2008/06/19
    「切断操作」という概念を広めた宮台氏の説明の不完全さについての指摘。
  • 暴力とは何か - on the ground

    ところで、暴力的であるとか、暴力性などについて論じるのはいいのだが、こういう議論をしていると一般的な感覚で言う「暴力」の意味との乖離が生じてきて、人文社会科学的な議論への日常的な接触を持たない人にはとっつきづらくなり、コミュニケーションの齟齬が起き易くなることが予測される。杉田さんのブログに見る赤木さんとの対立などは、その典型例のように思える。そこで、せめて私が提案/主張する暴力概念の定義を示しておこう。修士論文の一節から引く。 以上から、権力概念と暴力概念の間に有意味な区別を設けることも、やはり困難であることが解る。権力が暴力と強く結び付き、権力そのものが暴力としても現れ得る以上、権力と暴力を完全に切り離そうとするべきではない。今のところ、暴力概念について、ガルトゥングが為した以上の定義は考えにくいから、暴力とは、権力の中でも特に、影響を及ぼされた主体が潜在的に実現し得たものを実現するこ

    暴力とは何か - on the ground
  •  “心の闇”の正体 【秋葉原無差別殺傷事件】 - ネット小説家の小さな書斎

    心の闇とは? マスメディアが凶悪事件で使われる犯人の心や動機を把握できないときに使われるマスコミが作り上げた言葉である。 心の闇の経緯 朝日新聞の見出しデータベースで調べてみたところ、「1997年6月30日の特集記事「14歳『心の闇』」から。6月30日は、神戸の連続児童殺傷事件の犯人が逮捕された翌日で、それ以前には一度として「心の闇」という言葉は見出しには使われていない。 どうやら、「心の闇」という言葉は、朝日新聞の特集記事のタイトルから一般化していったとされる。 心の闇 Kokoro no Yamiより 私は心の闇を言葉にして使うとき、そういう犯人の心や動機がわからないとして使っていたが、先の秋葉原通り魔事件でそれは大きな間違いだと気づいた。 ――心の闇の正体、それは自分達とは違うと思いたがる私達の意識だとわかったのだ。 心の闇のない殺人事件 この度の事件は『心の闇』というものがなかった

     “心の闇”の正体 【秋葉原無差別殺傷事件】 - ネット小説家の小さな書斎
    crowserpent
    crowserpent 2008/06/19
    重要な指摘だが、結論には同意できない。