PTA費の着服はクビ、生徒12人への体罰は減給学校教育の世界は、教師から生徒への身体的暴力(いわゆる「体罰」)に、目をつぶっている。 7月22日、兵庫県教育委員会は,公立校教諭4人の処分を発表した(神戸新聞NEXT 2014年7月22日付)。うち一人の中学校教諭は、PTA会計から46万円を着服したとして、懲戒免職処分を受けたという。 このニュースもそれなりに驚くべきことであるが、別の事実にこそ、目を向けなければならない。それは,残り3人の処分である。3人の教諭は「体罰」事案による処分であり、うち一人の高校教諭においては、12人の生徒の頭を叩き、2人には軽傷を負わせたにもかかわらず、減給10分の1(3カ月)にとどまっている。そして他の教諭2人の各事案も、戒告という軽い扱いであった。 「体罰」しても懲戒免職は0.08%上記の例は、けっしてPTA費の着服額が多かったために、「体罰」事案との間に、