私は、占いに関する仕事をしている。 メインターゲットは、30~40代の恋愛や結婚に悩む女性だ。 正直なところ、私はお客様である占いユーザーに同情している。 30や40にもなって、「まだ結婚のチャンスはある?」「運命の人の外見は?」「あの人の本音が知りたい…」「彼は私に脈がある?」ということを本気で占いに頼るような人たちを、かわいそうだなと思っている。 そして、「きっとこの結果を見たところで、この人は救われないんだろう」と思うと、作り手としてもテンションが下がる。 この業界に入った理由が、「悩んでいる女性を救いたい!」というものだったからこそ、どんどんモチベーションが保てなくなってきている。 占いの種類や形式、占い師にもよるだろうが、 でもやはり、ほとんどの人にとって占いは解決策にならない。 恋や結婚がうまくいかなくて本気で悩んでいるなら、来るべき場所は「占い」ではない。 *** 私は占いが