これまでも「サイト上で性的人身取引が行われている」という名目で、民事刑事双方でさまざまな圧力がかけられてきましたが、先日成立したFOSTA/SESTAによって、これまで「インターネットプラットフォーム提供者は、プラットフォーム上で一般ユーザが行った違法行為に責任を持たない」とされてきた原則が売買春に限っては廃止されたことで、責任を問われることを恐れたサイトが一斉に閉鎖されています。それらのサイトのみでなく、セックスワークを行っている個人のサイトやアカウント、セックスワーカーを支援している団体のサイトなども、閉鎖されたり修正を余儀なくされたりしています。法改正以前は「この法律は売買春を媒介するサイトだけを狙ったもので、支援団体などには影響がない」と説明されていたのですが、プラットフォームが過剰に自主規制してしまっていると思われます。