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ブックマーク / kanjinai.hatenablog.com (4)

  • 「将来世代を産出する義務はあるか」という論文を書きました - kanjinaiのブログ

    大阪府立大を拠点に、「生命の哲学」プロジェクトを進めている。その成果の一端は、先日の応用哲学会のワークショップ「生命の哲学の可能性を考える」でも発表した。2008年から、年に1のペースで、「生命の哲学」の共著論文を刊行しているが、その第2回が出たので、紹介する。 森岡正博・吉陵「将来世代を産出する義務はあるか?:生命の哲学の構築に向けて(2)」 http://www.lifestudies.org/jp/philosophylife02.htm 哲学者のハンス・ヨーナスは、環境倫理学の基盤として、将来世代への責任を提唱した。しかし、そもそも将来世代は将来に存在しないといけないのだろうか。我々は、将来世代を産出する義務を負っているのだろうか。これが論文のテーマである。前半では、ヨーナスに沿って考えたときにどうなるのかを検討した。後半では、ヨーナスを離れて、そもそもわれわれはそのような義務

    「将来世代を産出する義務はあるか」という論文を書きました - kanjinaiのブログ
    crowserpent
    crowserpent 2009/05/06
    「個人の意思に委ねられているが、誰かがやらなければ社会全体が困ること」は幾らでもあるのに、「出産・育児」だけが特別であるかのように読めてしまう。
  • 草食男子・なぜ男からプロポーズしないといけないのか? - kanjinaiのブログ

    前エントリーで触れたように、この7月に『草系男子の恋愛学』というを出すのだが、その関連で、いろいろネットを調べている。まず、驚いたのは、gooの「「検索で知るコトバ」週間ランキング」に、「草男子」が4位で入っているということである。 (http://ranking.goo.ne.jp/ranking/001/keyweek_kenkoto/ 6月7日現在) 4月にNONNOで特集され、5月にはMiniで記事になったからということだろう。が、なかなかみなさん敏感に反応するワードであるようだ。 「草男子」について最近いろいろな女性と話をすることが多いが、女性たちの反応は非常に鋭敏である。いちばん多い反応は、「そうそう、そういう男の子、最近身近に増えたように思う!」というもの。その次は、(ちいさな声で)「実は、私はそういう子のほうが好き」というもの。どうも、男は肉系で力強く、しっかりし

    草食男子・なぜ男からプロポーズしないといけないのか? - kanjinaiのブログ
    crowserpent
    crowserpent 2008/06/10
    うーん。「本来は好みの問題でしかないもの」が規範化されていることが問題なんだから、逆をこそ推奨すべきってのはちょっと違う気がする。
  • 射精の倫理学・膣内射精が暴力だとしたら・・ - kanjinaiのブログ

    関西倫理学会の発刊する『倫理学研究』誌に、「膣内射精性暴力論の射程:男性学から見たセクシュアリティと倫理」という論文を書いた。全文は上のリンクからどうぞ。 射精暴力論は、沼崎一郎が開拓した領域である。沼崎は論文の中で私の以前の論文を批判している。それを引き受けて、さらに展開する論文をようやく書くことができた。射精の倫理学・男性学というのは、日の男性学のオリジナルな議論なのではないかと思われる。ぜひ諸氏からの意見をお聞きしてみたい。以下、論文から抜粋。 まず、強制性を伴うと思われる膣内射精関連行為を以下の三つに分ける。 (1)「強制膣内挿入」・・・これは、女性の意に反して、男性がペニスを女性の膣に強制的に挿入することである。法律上これは強姦・レイプと呼ばれる。(法律上は挿入によって姦淫は成立し、射精の有無は問われない)。 (2)「強制膣内射精」・・・これは、女性の意に反して、男性が女性の膣

    射精の倫理学・膣内射精が暴力だとしたら・・ - kanjinaiのブログ
    crowserpent
    crowserpent 2008/06/03
    これは(権力と暴力の腑分けを含め)macska氏の方に賛成。性行為そのものの合意性と「関係の継続性」を同列に考えるのはいただけない。関連:http://d.hatena.ne.jp/kanjinai/20081204/1228385885
  • 『草食系男子の恋愛学』という本を出します。 - kanjinaiのブログ

    森岡正博『草系男子の恋愛学』(メディアファクトリー、定価1050円)というを2008年7月に出しました。その後、「草系男子」という言葉がメディアでどんどん広がっていって、2009年には流行語になりました。 草系男子の恋愛学 (MF文庫ダ・ヴィンチ) 作者: 森岡正博出版社/メーカー: KADOKAWA / メディアファクトリー発売日: 2015/11/06メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る 草系男子とは、「新世代の優しい男性のことで、異性をがつがつと求める肉系ではない。異性と肩を並べて優しく草をべることを願う、草系の男性のこと」だと、の中では書きました。基的に心が優しく、自分の欲望をがつがつ押していくのが苦手で、傷つくことと相手を傷つけることが苦手で、性欲や恋愛願望はあるが、それほど積極的ではないという感じの男性でしょうね。上記のの表紙に

    『草食系男子の恋愛学』という本を出します。 - kanjinaiのブログ
    crowserpent
    crowserpent 2008/06/03
    これがあのパラダイムシフト:http://d.hatena.ne.jp/gordias/20070414の具体化ですか。あとで必ず読む。
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