とある雑誌のアンケートで、不倫している男性の8割は妻に悪いと思っているが、不倫している女性の7割は夫に悪いと思っていないという結果が出たことがある。男性のほうが、どこか覚悟ができていないのだろう。だから脇が甘くなって妻にバレる。 もちろん、不倫はいいことではない。刑法には触れないが、離婚する際の重大な要因とはなる。 民法第770条によれば、夫婦の一方は、以下の場合に限り、離婚の訴えを提起することができる、とあり、そのひとつに、「配偶者に不貞な行為があったとき」と書かれている。 この場合の「不貞な行為」とは、性交渉のことだ。プラトニックラブはこの中には入らない。通常、不貞な行為が一回だけでは、離婚提起には当たらないとされてきたが、今では一回だけでも不貞な行為に当たるという判例もある。しかし、こういう場合はどうなんだろうかと思うような話を聞いた。 38歳の男性 Kさんは、同い年の女性と結婚して
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