元日本代表監督で日刊スポーツW杯特別評論家の岡田武史氏(61)が、西野監督と日本代表チームに感謝した。FIFAランク3位のベルギー相手に互角に渡り合ったことを評価し、自身が16強に導いた10年南アフリカ大会からのレベルアップを喜んだ。1次リーグからの4試合で、日本サッカーの「形」が見えてきたとした。【取材・構成=荻島弘一】 ◇ ◇ 代表監督の仕事は「レンガを積むようなもの」という。「同じベスト16で上には積めなかったかもしれないけれど、しっかり横に積めた。次に上に積む準備ができた」と話した。「もしズタズタになっていたら、積んだレンガを外さなければならなかった。サッカーの火を消さずに済んだ」。今回のチームは将来的にも大きな仕事をした。 海外の評価も変わった。「スペインなんか、パスを回すだけで、勝つ気あんの? という感じだった。日本は違う。勝つために、しっかりしたサッカーをやった。代表