これまで憲法解釈上認められてこなかった集団的自衛権の行使が、解釈の変更により認められるようになった事は、各種報道でご存知の方が大半と思います。 この解釈変更について報道各社は様々に報じていますが、「歴史的な転換」、「憲法の柱」等、解釈変更の重大性、歴史性を強調する論調が目立ちます。特に目立つのは、憲法9条では個別的自衛権のみが認められており、これが憲法の平和主義の根本だ、とする論調です。 安倍内閣は1日夕の臨時閣議で、他国への攻撃に自衛隊が反撃する集団的自衛権の行使を認めるために、憲法解釈を変える閣議決定をした。歴代内閣は長年、憲法9条の解釈で集団的自衛権の行使を禁じてきた。安倍晋三首相は、その積み重ねを崩し、憲法の柱である平和主義を根本から覆す解釈改憲を行った。 出典:政府、集団的自衛権行使へ閣議決定 憲法解釈を変更(asahi.com) 戦争放棄をうたった憲法9条と自衛権の関係をめぐる
昨日1日夕方、集団的自衛権の行使するための閣議決定した安倍政権だが、「閣議決定では、憲法や法律を変えることはできない」「集団的自衛権の行使を行うことはできない」と、憲法や法律のスペシャリストである、大森政輔・元内閣法制局長官は断言する。今回、安倍政権が閣議決定で成し得たことは、正面からの改憲を避けた卑怯者であること、また、現代の民主主義の基本中の基本である、「統治者は憲法に従って、その権力を行使する(立憲主義)」ことも理解できない無法者であることを、自ら露呈させただけである。そして、その安倍政権の暴走を許すか否かも、結局は日本の普通の人々の肩にかかっていることなのだ。 ◯閣議決定には法律の規定を変える効力はない大森元内閣法制局長官仮に他国から日本が攻撃された時、正当防衛的に「必要最低限の実力行使」として応戦する、いわゆる個別的自衛権は、現在の憲法下でも認められるとされている。しかし、例えば
”最低限、負けない” 韓国ーロシア戦ギリシャ戦直前だからこそ伝えたい、日本にとっての「アナザーストーリー」がある。 ホン・ミョンボ率いる韓国代表の話だ。 18日、ロシアと大会初戦を戦った。言ってみれば「不格好」な戦いぶりだった。 ホン・ミョンボ監督自らが「最低限負けない試合を」と宣言して臨んだ大会初戦。4-2-3-1の布陣を敷いたチームの攻撃は完全にロングキック頼りだった。 その割には、ホン自ら「所属チームでサブの選手を呼ばない」との原則を崩してまで招集した1トップのパク・チュヨン(ワトフォード)にはほとんどボールが収まらない。 時折カウンターを仕掛けるが、スピード感が足りない。ソン・フンミンらのシュートも幾度となくスタンドに飛び込んだ。 挙句の果てには……攻撃での「崩し」を放棄したかのような当てずっぽうのシュートを連発した。「打っておけば何かが起きるだろう」という。イ・グノのシュートも完
6月14日(現地時間)に行われたFIFA ワールドカップ(W杯)ブラジル大会のコートジボワール対日本の試合は、日本が本田圭佑のゴールで先制するも、後半コートジボワールが立て続けに2点を奪い2-1で勝利した。 大事な初戦を落とす形となってしまった日本代表だが、このコートジボワール戦において『サッカーの新しい教科書』(カンゼン)の著書である坪井健太郎氏(スペイン在住のサッカー監督)はリアルタイムにどのような戦術分析を行なったのか。Twitter上での実況ツイート【#坪井戦術】をまとめる形で解説する。(※ツイートの補足修正あり) 【試合前】――日本の先発を見た上でのこの試合の戦略、戦術予想は? CBは森重、ボランチは長谷部が選出ですね。おそらく、コートジボワールのフィジカルに対応しての選択かもしれません。特にボランチのところで長谷部に運動量を求めた形でしょう。 【前半開始】――コートジボワールの
先日の「HAPPY福島版」に関する記事は大きな反響をいただき、たくさんの方にツイートやシェアをしていただいた。 ファレルの「HAPPY」福島版を作ってわかった、地域コンテンツの新たな可能性 この記事でも触れたが、このHAPPY福島版を作ったきっけの一つは、例の「美味しんぼ問題」だった。 あのとき町や県から抗議文なども出されたが、そのわりに私のまわりの福島の人たちは「またか」という感じであまり話題にもされてなかったように思う。 でも、私自身は憤りを感じ、もやもやしていた。 そのもやもやの理由を、福島市出身の弁護士石森 雄一郎氏が昨日の記事でうまく表現してくれていたので引用したい。 美味しんぼ「鼻血問題」 福島出身の弁護士はどう見たか? 問題となった『美味しんぼ』の回を読んで、私が率直に思ったのは、『こんなに簡単に結論が出せるはずがない』ということです。作中の『意見内容』が問題なのではなく、一
総務省が5月下旬、情報通信技術の分野で「変な人」を支援する事業を始めると公表して以降、同省に早とちりした電話やメールが殺到している。 同省で現在募集するのは、この業務を実施する民間企業1社のみで、個人の募集は始まっていない。にもかかわらず、勘違いした個人から電話が次々とかかり、すでに届いた提案書は10数通にも上るという。同省は4日、「個人の募集は6月末以降。届いた書類やメールは返送または廃棄する」として、注意を呼びかけた。 この事業は「独創的な人向け特別枠(仮称)」。同省によると「ICT(情報通信技術)分野において破壊的な地球規模の価値創造を生み出すために、大いなる可能性がある奇想天外でアンビシャスな技術課題に挑戦する人を支援する」というもの。対象は、大いなる可能性のあるICT課題に挑戦する個人で、義務教育を修了した人。研究費は300万円が上限で、10件程度の採択を見込む。 同省は5月22
「やれやれ、またもこんなニュースが・・・」。 日頃、生活困窮者の支援活動を行っている人のなかには、このニュースを知って、ため息をついた人が多かっただろう。 私もその一人だ。 生活保護女性にセクハラ、男性職員を免職茨城県古河市は28日、生活保護受給者の女性にセクハラ行為をしたとして、職員課の30歳代の男性職員を同日付で懲戒免職にしたと発表した。 発表によると、職員は生活保護課に所属していた2012年4月~13年11月、ケースワーカーとして担当した市内の生活保護受給者宅を訪問した際などに、複数の女性にセクハラ行為をしていた。市は女性たちのプライバシー保護などを理由に、具体的な人数や内容を明らかにしていない。 昨年11月、受給者の女性から苦情が寄せられ、市が調査を実施。職員と女性たちへの聞き取り内容が一致したことなどから、セクハラと認定し、今年2月に職員を異動させた。 職員は「私なりのコミュニケ
20日、国内外からユース年代の強豪チームが集うサニックス杯国際ユースサッカー大会2014が福岡県宗像市のグローバルアリーナで開幕した。昨年に続いて杭州緑城(中国)のユースチームが参加していることもあり、会場には昨季までトップチームの監督を務め、退任後も同クラブのアドバイザーを務める元日本代表監督の岡田武史氏が姿を見せた。 杭州緑城の試合やU-17日本代表対U-17タイ代表のオープニングゲームなど、精力的に初日の試合を視察した岡田氏は報道陣の取材に応じ、開幕まで3ヶ月を切ったFIFAワールドカップ・ブラジル大会での日本代表について「総合力から言って、日本が(グループリーグを)勝ち抜くのは間違いない」と断言した。 「各グループの他チームの予選のビデオも見ましたし、この前(3月5日)コートジボアールの試合(対ベルギー)も見に行ってきました。総合力から言って、日本が(グループリーグを)勝ち抜くのは
今週のNHK連続テレビ小説「ごちそうさん」。 戦時体制での政府や軍の愚かさや非情さを克明に描いている。今週始めのドラマでは、戦時中に流れていたラジオ放送が登場したが、当時は実際にこんな放送が行われていた。 「空襲はさほど恐ろしいものではないと?」 「そうです。爆弾というものはそれほど当たるものではありません。むしろ防空活動をおろそかにして街を焼けるにまかせる方が恐ろしい。敵の思うツボですから」 東京を始めとする大空襲で大勢の市民が犠牲になった背景に、当時の政府による「無謀な」指示や指導があったことをうかがわせる。 今週の「ごちそうさん」は、実はテレビドラマの歴史上で画期的なものだといえる。 戦時中の政府や軍による「愚かな政策」によって、空襲における市民の犠牲者が膨大になってしまったという過去の歴史を直視し、空襲における国などの無策をこれほど明確に示したことはテレビドラマではかつてない。 「
セレッソ大阪を“日本代表養成工場”と呼べば大袈裟だろうか。 先の東アジア杯ではFW柿谷曜一朗、MF山口螢、MF扇原貴宏の3人がA代表デビュー。大会得点王の柿谷と同MVPの山口は、14日のウルグアイ代表戦(宮城スタジアム)に臨む日本代表にも引き続き選出されている。ザックジャパンの海外組の常連、FW香川真司(マンチェスター・ユナイテッド)とFW清武弘嗣(ニュルンベルク)、FW乾貴士(フランクフルト)の3人もセレッソ出身。在籍時に才能を開花させ、日本代表に選出され、ヨーロッパの舞台へと羽ばたいていった。 昨夏のロンドン五輪でも、清武、山口、扇原に加えて187cmの長身FW杉本健勇が選ばれた。代表選手の大量輩出の流れは決して偶然ではない。ターニングポイントは2007年。当時J2に甘んじていたセレッソが「育成型クラブ」への転換を宣言したことにある。梶野智強化部長が振り返る。 「関西に4つのJクラブが
藤井誠二です。大阪市立桜宮高等学校でおきた生徒自殺事件を契機に、あらためて世間の注目を浴びている体罰問題。多くの方から拙著「暴力の学校 倒錯の街 ―福岡近畿大付属女子高校殺人事件―」(1998年11月刊行)の公開希望が寄せられましたので、本日よりyahoo!個人で連載形式で公開します。 暴力の学校 倒錯の街本書は一九九八年十一月、雲母書房より刊行された。 目次1章 事件発生 不穏な電話/懸命の蘇生治療/走り書きされたカルテ/脳に出血がある!/途絶した人生/知美の学園生活/悲劇の序章/証言の温度差/空白の記憶/「暴行」の細部/養護教諭の対応/警察の事情聴取 2章 体罰死 司法解剖の苦痛/「知美を返せ!」/体罰の実態/「学校再生委員会」と「体罰防止委員会」/初公判/誹誇中傷のスタート 3章 噂の孵化 噂のルーツを求めて(1)/噂のルーツを求めて(2)/嘆願署名の中心人物/一五○人の署名員/一体
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く