検査の不正が発覚した自動車メーカーのSUBARUは、退任する吉永泰之社長が記者会見で、新たに、完成した車の燃費や排ガスの検査でもデータを書き換える不正を行っていたことを認めました。 会見の中で退任する吉永社長は、去年12月に新たな不正の疑いがあるとして調査を進めてきた完成車の燃費検査でも、燃費と排ガスのデータの書き換えが行われていたことを明らかにしました。 これについて吉永社長は「品質への影響が生じない範囲ではあるが、だから大したことではないということではない。企業体質の改善を責任を持って進めていきたい」と述べ、引き続き代表権を持つ会長として調査や再発防止に取り組む考えを示しました。 一方、吉永社長は新たな不正の詳しい内容や件数は、調査の最終段階だとして、まとまりしだい公表するとしています。