生きもの巣づくり研究会 ドイツにおける水利開発と自然侵害の代償措置に関する考察 −アルトミュールゼーの事例− 北村眞一 1.背景 ドイツ連邦共和国のバイエルン州は面積72000平方キロメートル、人口1200万人で、北海道並の広さに東京並の人口の州である。連邦政府は1992年の改組で、建設省は環境省となった。その中にいくつかの局があり、水利局はそのひとつである。州の環境省が大きな予算を持っており、バイエルン州ではその下に7つの予算面を担当する郡事務所とその下の工事担当の地方事務所がある。たとえばローゼンハイムの地方事務所は、3500Km2、人口50万人を担当し、80人の事務職員と80人の技術職員で、技術職員は土木中心に生物、景観、大気、土壌などの専門。州水利局の年間予算は700〜800億円で、河川は15%(下水60%、上水15%など)である。事業の用地買収費は25%を占める。土地代は平均
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