一般社団法人日本ショッピングセンター協会のまとめによると、ショッピングセンターの新規開業件数が2013年に大幅に増加したそうです。ショッピングセンターの開業件数はリーマンショック、東日本大震災等の影響で2009年から減少傾向が続いていました。しかし、2012年に底を打ち、2013年からは回復基調が続いています。開業件数が前年を上回るのは6年ぶりで、それまでの反動もあり、事業者の出店意欲が高まってきたのは確かなようです。 ただし、2013年に増えたのは主に小型の施設でした。改正まちづくり3法が施行されて以降、大型施設の新規届け出が減っているそうです。大型施設の開発は大手のデベロッパーの優位性が高まってきています。集客力のあるテナントを誘致できるノウハウや実績から、大規模施設を開発しやすい自治体主導の再開発案件では、「安心して組める大手のデベロッパーに依頼するケースが増えている」という背景があ