WPC EXPOには、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)助成事業の技術展示コーナーもある。360度どの方向からも光を取り込める球形の太陽電池や、触らないで操作するタッチパネルなどが展示されている。 球形太陽電池で光を無駄なく 京セミが出展している「スフェラー」は、直径1~1.5ミリの球状の太陽電池モジュール。透明シートに一定間隔で敷き詰めれば、どの方向からも光を取り込め、反射光も有効利用できる太陽電池になる。光の差し込む方向に合わせて電池の向きを変えてやる必要もない。 材料を無駄なく効率利用できるのも売りだ。結晶シリコンのかたまりをスライスして作る従来の平面型太陽電池では、製造工程で大量の削りかすが発生していたが、スフェラーは、溶かしたシリコンを自由落下させて球状にするため、無駄が出ないという。 窓ガラス全面を太陽電池にしたり、ガラスドーム型の太陽電池を作るといった応用例を考え